中小企業の経営者に伴走しながら「選んだ答えを正解にする」パートナー、株式会社En-hance 代表取締役の今村健二さん。2回目の登場となる今回は、更にエネルギッシュな“イマケンさん”の近況をご紹介します。
おひさしぶりです。前回お話ししたのが、ちょうど昨年の今頃でしたね。会社設立、改めておめでとうございます。
よっ、今村社長!

ちょっと、やめてくださいよ、恥ずかしいなぁ。いつものように「イマケンさん」って呼んでくださいよ(笑)。
でも、2025年10月に株式会社En-hanceとして法人成りできたのは、本当に周囲の皆さんのおかげです。
心から感謝しています。
法人成りされた理由としては、業容拡大とか、税務上の効率化を目指したからですか?
いろんな方から、そういうご質問をいただきました。「2年目で法人化って、よっぽど儲かってるんでしょ? でしょでしょ?」って。自分自身も、個人事業主だった頃は、「納税額が最も抑えられるように、売上が一定の金額を超えたら法人化しないとだな」なんて思っていましたし、そう言われるのも無理はないですけどね。残念ながら、そうじゃないです(苦笑)。
法人化しようと決意したのは、実は全く別のキッカケなんですよ。
別のキッカケとは、どんなことですか?
2025年の春頃から、経営者が集まる交流会や勉強会に出席するようになって、先輩経営者の方々と会話する機会が一気に増えたんです。
そこでの会話は、私の得意領域である「売上UPの施策」や「人財確保の手段」に関する話題が多かったんですが、あるとき、「あれ? なんだか俺の言葉だけ、軽い気がするな」と思ったんです。

その違和感を感じるようになったのと同じ頃、とある中小企業の社長から「イマケンさんは、身軽でいいよね。借入も社員も背負ってないんでしょ、うらやましいよ」と疲れた笑顔で言われたんですよ。これは、とてもショックだったし、凹みました。
コンサルタント・コーチとして独立して、周囲の経営者と「対等の立場」にいると、自分では思っていた。でも、そう見えていないんだな、認めてもらえていないんだなと、改めて実感したんです。
つまり、「選ばれたい人から選ばれるような自分に、まだ、なれてないんじゃない?」と気づいちゃったんですよ。だから、まずは個人事業主から法人の代表者に変わらなくちゃ!と決意したんです。
へぇ…ちょっと意外です。法人成りして、どんなところが大きく変わりましたか?
正直なところ、自分でも予想していなかった変化として、「法人格に恥じない代表者であろう」っていう思いが出てきました。できる限り、丁寧な立ち振舞いをしようと思うようになったんです。「俺がカッコ悪いことしたり、誠実さを欠くことをしたら、会社の品格が下がっちゃう。それはイカン」ってね。我が子が一人増えたような感覚に近いです。
そのほかにも、定款ってどう書こう…とか、銀行口座の開設ってこんな面倒なの…?とか、社会保険料ってキッツいな…とか、融資を受けるってこんなに覚悟いるんか…とか、先輩経営者の皆さんからしたら「え、いまそこなの?(笑)」みたいな経験を、次々に味わっています。
でも、皆さん苦笑したり一緒に嘆いたりしながら、心からの言葉で接してくれるようになってきた実感もあるんですよ。「自分が通ってきた道を、不器用ながらコイツも走り始めたんだな、頑張れよ」っていうお気持ちが、伝わってくるようになりました。

なるほど! 本当にお付き合いしたい人たちと、対等な関係になってきた…ということですか?
もちろん経営者としては、私の方が断然ヒヨッコですよ。でも、経営者の気持ちも、社員の気持ちも、そして第三者視点からの冷静な参謀・軍師としての立場も、すべて持っているのが私です。その会社・組織の「ミッシング・ワン(足りない一人)」を、自信と覚悟を持って引き受けますよ!と言えるようになりました。
対等ではないかもしれないけど、互いの役割を認めあって、尊敬しあえる関係でありたいですもんね。
あとはね、「これでもう、サラリーマンには戻れないな」っていう思いも、出てきました(苦笑)。
経営者っていう道を選んだのは、ほかならぬ自分自身。作った会社を、簡単に放り出すわけにはいかないですもんね。
これって、クライアントに対する姿勢としても、強く意識するようになった点です。
自己紹介するときには、「経営者が選んだ答えを、どんな手段を使ってでも、なにがなんでも、正解にする。むしろ、正解になるよう、ほがらかに未来をネジ伏せていく。そのための壁打ちパートナーとして、私がいます」なんて言っています。
思った以上に強烈な覚悟が込められた、自己紹介メッセージなんですね。なんだかイマケンさん、ちょっと雰囲気に凄みが出てきましたね。
あはは。軽い・明るい・前向きっていうのが自分自身の特性だと思っていますが、経営って、それだけじゃうまくいかないこともありますよね。陽気な中にも覚悟がチラ見えしてるオジサンに、なりたいな。
四方八方を敵に囲まれた状態でも、経営者から「背中は預けたぞ、イマケン」と言ってもらえる、そういう存在になりたいんですよ。
そうそう、法人成りのタイミングで、妻がロゴマークを刷新してくれたんです。矢印が全部「上」に向かってるでしょ? これには、「八方塞がりだからこそ、上に向かって飛翔する絶好のチャンス!」っていう思いを込めています。
今は妻と二人三脚の小さな会社ですが、ゆくゆくはスタッフを増やしていけたら、もっとEnhance(高揚)できるな…と今からワクワク・ニヤニヤしています!

今回の金言
正解になるよう、ほがらかに未来をネジ伏せていく。
そのための壁打ちパートナーとして、私がいます。
明るさ・穏やかさだけでなく、力強い信念が見え隠れするような、そんな雰囲気をまとうイマケンさん。
新たなステージに向け、より多くの経営者を「壁打ち」で導く案内人として、更なるご活躍に期待ですね。
以上、株式会社En-hance 代表取締役 今村健二さんのインタビューをお届けしました!

